2010年8月12日木曜日

渓流での出会い

テレビでは渓流での事故や遭難のニュースが度々報じられている。決して人ごとではない事を改めて認識しなければと思う。

8月7日は御岳山を源流とする木曽川支流にTさんとの久々の釣行でした。春には激しい雪代の流れに阻まれ、満足な釣りが出来なかった分、今回は期待してました。しかしながらこの酷暑、水量豊かなこの渓でも、かなりの渇水。しかしながらTさんのイワナ24cmを筆頭に多数のイワナに巡り会う事が出来ました。詳しくはまた釣行記で書きますね。

沢の中盤にさしかかった頃、沢登りの人達が背後から登ってこられました。釣師としてこの先に続くポイントが・・・ と思う物です。見上げれば厳しい日差しと青空、ここまで決して絶好調の釣果ではないけれど、お盆を前にしたこの時期には恵まれた釣果。僕たちは昼食とし、沢登りのお二人に先に進んでもらう事にしました。

お二人は名古屋山岳会のメンバーだそうで、日帰りでの山行とのこと。記念にと撮影をさせてもらい、少し話をして別れました。渓流にいると一日人と出会わない事もしばしば、人と出会えて逆にホッとする事さえあるもの。山や渓での人との出会いは情報の共有が出来たり、不測の事態に役立つ事もあります。とかく釣師は人のいない方へ、人より先に先にと先行する気持ちになりがちです。人との出会いも厳しい自然の中で楽しみの一つと思える気持ちの余裕が釣果のアップにつながるかもしれませんね。

名古屋山岳会ホームページ

2010年7月16日金曜日

渓流釣りと温泉


渓流釣りに行けば、だいたい温泉があります。まあ日本の山岳地帯には必ずと言って良いほど温泉はあるものです。

 今回の釣行の福井県大野市に鳩ヶ湯温泉という所があるのですが、市内から比較的近くにある温泉なんです。温泉と言っても露天風呂や大浴場があるような観光旅館ではなく、野趣溢れる山小屋です。富山県、福井県、石川県、岐阜県の県境に広がる白山山系、「ハクサン」と名前のつく植物が沢山あり、豊かな自然が残されています。以前に白山へ泊まりがけで登りましたが、火山性の山容は荒涼として、豊かさ以上に厳しい自然環境の山域でした。鳩ヶ湯温泉も冬期は閉鎖され積雪は2〜3mに達するそうです。その白山山系の山麓にある鳩ヶ湯温泉は厳しい自然を体験できる山小屋といった感じで、食事も山菜とイワナをふんだに使った手作りの味。熊のお肉の佃になど普段では、なかなか味わえない物ばかりでした。

 紅葉の季節は最高の景色を満喫出来る事だと思います。登山、釣りに関わらず、自然の厳しさと豊かさを味わえる温泉だと思います。

 ちなみに鳩ヶ湯温泉日本秘湯を守る会の温泉です。Googleマップはこちら、ぜひ見てみて下さい。
 

2010年5月10日月曜日

友との久々の釣行

S氏との渓流は何年ぶりだろう。毎年、毎月、何度となく渓流に通っていた日々がありました。登山、渓流釣り、フィールドでの過ごし方、楽しみ方、考え方、彼との出会いは、それまでの自分の価値観を大きく変えるものでした。今の自分の生活、大げさかもしれませんが、自分の生き方に大きく影響を与えてくれたかもしれない。

 渓流に身をおていいると自分がとても小さい存在なんだと思い知らされます。海がそうであるように、山もまた大きい存在です。清廉な流れは、力強く、優しく、時として恐れを感じる事もある。四季折々の季節の中にあって、流れ続ける渓流は、自然が刻むリズムを感じさせてくれます。自然は常に変化してしますが、ともすると人間はそれを忘れがちです。緩やかな変化が幾年にも繰り返され、大きな変化へとなって行く。拙速な暮らしの中でつい忘れてしまうそのリズムは、とても大切なものだと思うのです。

 私たちが過ごせる時間は限られたものです。友とまた渓流に行けるのが本当に楽しみです。

2010年4月1日木曜日

ドライブで

春は仕事がとても忙しく・・・
毎年、サビの取れはじめ活性が上がった渓流の魚達と出会える時期。あまり釣りに行けたためしがありません(>_<)

今日は釣りでは無くドライブ。子供達は春休みですから、たまにはね・・・
午前中も仕事をしていたので、出掛けられたのは昼前。ドライブして温泉入るのがやっとかな。魚を見たいというリクエストもあったので、竿と仕掛けだけを持参。ウェイダーなんか持って行ったら出掛けたきり、振り返る事など無く上流に進んで行く自分の姿が目に浮かびますから(^_^;)

道路からすぐに下りられる場所で竿を振込ながら、普通の靴で釣れるポイントなんてね・・・ 子供達も釣れない釣りにはやっぱり無関心。川には僕が一人だけ。定番のポイントでここで釣れたら奇跡だなあと思っていたら、コンコンって当たりが(^0^)/ タモさえ持参してなかったので取り込みはビビりながら岸に引き上げました。珠点が流れて不自然に赤いながら、比較的きれいと言える放流ものの18cmぐらいかな。でもこの川なら、もっと綺麗な天然アマゴと出会えます。でも生きた渓魚を見せる事が出来たのはラッキーでした。春の小さなプレゼントに感謝です。

2010年3月15日月曜日

庄川上流へ


 以前なら3月1日の解禁日に合わせて釣りに出掛けることもありましたが、最近は放流魚をさけて、出来るだけ天然や川で成長した渓魚に出会いたいと4月ぐらいから出掛けていました。ここしばらく東海方面に来る機会も多く、東海北陸自動車道が随分と便利になったので、雪の残る風景の中での釣りを体験しようと出掛ける事にしました。



 しかし!到着時の気温ー7度(*_*) 雪の残るどころか雪まっさかり。年券を購入したお店で聞けば、3月になってからの雪が凄かったとのこと・・・ まあ全国的に雪が降ったので、白川郷の近くなので当たりまえか・・・



 この気温で釣れるのか??正直不安で一杯。放流魚を避ける意味で、漁協から告知されていた放流日から日をずらして来た事にちょっと後悔気味・・・ あまりの寒さに準備は道の駅で。


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2010年3月10日水曜日

大峰山系 笙の窟へ


ここしばらく、暖冬の影響ですっかり春模様。しかも天気予報はどうみても「雨」ただ前線が通過するようで、山間部は雪の可能性があるのではと予定通りに出発。しかし高見山に近づくも気温は下がらず、やっぱり雨でした。天候回復にかすかな期待を寄せながら、国道169号線に向かい川上村へ。しばらく仮眠をとり目を覚ますと、かすかに太陽が。上北山村の和佐又ヒュッテに向かい、そこから大普賢岳へのコース途中にある「笙の窟」を目指す事に。

 今回は、登山初体験の二人の女性との山行。初めての登山で、こんな天候とは何とも申し訳ない気分ですが、準備を整え出発。出発時に雨に雪が混ざり始め、しばらくすると完全に雪に変わりました。暖冬で霧氷はあきらめていたけれど、思わぬ雪景色に感謝。二人は慣れない登山靴の感触を確かめながら、コースタイム1時間の道のりをゆっくり進み、無事に笙の窟へ到着。昼食にインスタントラーメンとお握りを頂き、笙の窟の岩清水で入れたコーヒーで身体を暖め、ゆっくり過ごす事が出来ました。二人の様子は、このまま大普賢岳頂上まで行けそうな感じでしたが、ここから先は、岩場のアップダウンと雪で滑りやすい登山道。稜線はかなりの強風が吹いているので、このまま下山しました。

 天候には恵まれませんでしたが、大峰山系を代表するこのコースで、冬の景色を楽しめたのは良かったと思います。下山後は上北山温泉で入浴を済ませ、帰路に着きました。

その他写真はこちらにアクセス

2010年3月6日土曜日

KEIRYUのブログ

http://www.kei-ryu.jp 用のブログを立ち上げました。奈良県や三重県、岐阜県、長野県などの渓流釣り。大峰山系や台高山系での山登りやアウトドアでの体験を綴って行きたいと思います。


ちなみに写真は、3月3日に伊勢神宮のお参りの帰りに櫛田川沿いを走っていて、偶然出会ったカモシカです。渓流や山に入いると良く出会うのですが、なかなか綺麗に写真が撮れないのですが、今回は、しっかりと写真を撮らせてくれました。今年は暖冬でしたから動物達の越冬も楽だったかもしれません。でも気候の変化が生態系に確実に影響しているんでしょうね。こんな動物達との出合がいつまでも続くと良いなと思います。